「ムーブL175S」のH21年式・走行37,000kmの車両がDレンジに入れても前に進まない問題が発生し、ATオイルが不足していることが判明しました。ATオイルを補充したことで、ギアの調子は改善されましたが、ガスケットが破裂していることが分かりました。
このような状況では、ガスケットを交換することが必要です。ガスケットの破裂により、ATオイルが漏れ出してしまうため、オイル漏れが発生することになります。また、オイル不足により、トランスミッション内部の部品が損傷する可能性もあります。
ここで、お客さんと修理方法の相談します。
- ATの機能がオイル漏れにより故障しているかもしれないが、AT脱着、分解してガスケットを交換する方法。
- 中古品にはなるが、中古のATに換装する方法。
- この際、車を買い替える方法。
この修理事例は過去にもあり、再発しないかが心配でしたが、①の方法を選んでもらいました。
さっそくATの修理です。
このようなトラブルが発生した場合は、早期に対処することが重要です。オイル不足やオイル漏れが長期間続くと、トランスミッションの内部部品に損傷が生じる可能性があり、修理費用がかさむことになります。定期的な点検とメンテナンスを行い、トラブルを未然に防ぐことが望ましいです。
オイルまみれになりながらの作業でしたので、施工写真が少ないですが。新車登録から5年以内だったら、メーカー保証が効いたんですけどね。